上位表示のメリット

SEO対策を行うことの最初の目標は上位表示です。

上位表示で得られるメリットは企業価値の向上に大きく寄与します。

上位表示のメリット

 

高い集客率

 

上位表示ができたなら高い集客力が見込めます。

インターネットで情報を収集することは、日々日常的に行われており、その際に多くのインターネットユーザーは検索エンジンを利用しています。

さらにスマートフォンやタブレットなどモバイルデバイスの普及により、インターネットユーザー数自体もますます増える傾向にあります。

そのため、SEOによって自社webサイトを上位表示させ、これらのアクセスを獲得することで、インターネット上におけるwebプロモーションを有利に展開させることができます。

 

購買意欲の高いユーザーを絞り込んで集客できる

 

ユーザーがモノやサービスを購入したり申し込んだりするまでには、認知して、検討を行い、購入・申込みといった一連のプロセスが存在します。

そのプロセスの中で、ある程度、購入・申込みを決めたユーザーが、どのようなモノやサービスなのか等調査・検討するために検索エンジンを利用するということが多いです。

そのため検索エンジン経由でアクセスしたユーザーはモノやサービスへの関心があり能動的にアクセスしてくる傾向にあります。

アクセスしてきた時点で決定意思の高いユーザーであると考えられ、これらのユーザーを狙うことで効果的・効率的な集客が可能です。

 

費用対効果に優れている

 

バナー広告やテキスト広告などは、表示やクリックなどのために広告費を払い続けなければなりません。

また広告を出稿停止すれば、そこで集客もストップです。

しかしSEOであれば、表示やクリックなどの広告費は発生しませんし、適切なSEO対策を行えば、上位表示で長期的に安定した集客が可能になります。

さらに新規コンテンツの作成など取り組んだSEO対策は、webサイトの資産として蓄積されますので長期的に見れば、非常に費用対効果が優れています。

ただし、すぐに検索結果に反映されないことには注意が必要です。

 

Webサイトは企業資産

 

SEOで上位表示するには、Webサイトに検索エンジンが読み取りやすくなるようなSEOの実装とユーザーを満足させるためのコンテンツの制作が不可欠です。

そして出来上がったWebサイトは企業資産として残ります。

Googleのアルゴリズムは幾度となくアップデートを繰り返していますが、Googleの理念は何ひとつ変わっていません。

そこでは「最高の情報源」という言葉が利用されていますが、自然検索で上位表示させるためにユーザーのためになるコンテンツが必要です。

SEOに取り組むという事はWebサイトを訪れるユーザーを満足させる事に取り組むということであり、その取り組んだ行為はサイト資産として残ります。

 

中長期的にキーワード流入が見込める

 

リスティング広告やディスプレイ広告、純広告などの有料広告は、予算さえ掛ければすぐに効果が得られます。

しかしSEOの場合、検索エンジンに評価されて順位に影響するまでには、時間がかかります。

ただしSEOで成果が出ると、①競合相手が自社よりも良いコンテンツを作るか、②アルゴリズムの変更があるまでは、大きな順位の変動が起きないため、③ユーザーニーズの変化がなければ、その間はずっと流入が見込めます。

またSEO対策で上位表示をすると、狙ったひとつのキーワードだけではなく、様々な複合キーワードでも上位表示がされるので、複数ワードの流入があります。

仮に「あるキーワード」で順位が下がったとしても、全てのキーワードで順位が下がらなければ、全ての流入が無くなる事はありません。

このように上位表示出来れば簡単に下落しない事と上位表示はひとつのキーワードだけでは無く、様々なキーワードも連れて上がるので、中長期的な流入が見込めるのです。

 

以上がSEO対策を実施するメリットです。

 

そしてSEO対策を行うデメリットはあるのでしょうか?

検索されたくないページがあるのであれば、検索されないように設定(no index)すればいいだけの話なので、デメリットはないかもしれません。

 

SEO対策のデメリット

成果が不確実で、しかも時間がかかる

 

Googleの順位を決定するアルゴリズムがブラックボックスであること、また上位にライバルサイトが存在する環境だと成果を確実にする事はできません。

そしてSEOには時間が必要です。

ゆえにキャンペーンなど一過性の時期のみに必要なマーケティング施策としては向いていません。

あくまでSEOは中長期的で、かつ継続した効果が必要な場合に有効な施策なのです。

 

良くないユーザーも集客される

 

ビッグキーワードのSEOに成功出来た場合、必ずしも良いお客様だけとは限りません。

場合によっては捌ききれないユーザーからの問い合わせやターゲットではない不良ユーザーを引き受けねばならないという事もあります。

こういった場合は積極的なSEOではなく、ターゲットだけに向けた広告が有効となるケースがあります。

 

以上がSEOを選択すべきではないケースです。

 

まとめ

 

SEOでは費用対効果の高さや流入面のインパクトなどで効果の高さがメリットでした。

しかしケースによってはSEOが向かない場合がある事は意識しておかねばなりません。

企業の内外でWebマーケターとして役割を全うするのであれば、全てのWeb施策を実行するのではなく、ユーザーとサービスを理解し、置かれている状況を把握した上で適切なWebマーケティング施策の実行と効果測定を行う必要があります。

この記事を書いた人

株式会社ブライトサーチ代表取締役。SEOの知見と金融情報の収集・分析を活かした金融系インフルエンサーとして金融商品・保険サービスなどのガイドをおもに担当。大手金融・外資など100以上の投資顧問会社や保険会社を比較検証。加えて、金融法務など専門的な知識をもつ担当者への取材を重ねることで、コンテンツ制作に活かしています。
自らも金融商品の購入をしたり金融担当のガイドとして最新の金融トレンドと、信頼できる情報の発信をお約束します。

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